名作映画を観ると、映画のほうが真実で、今現在自分が存在している、現実の物質世界のほうが幻想に思えてきます。大切なもの、愛とは…友情とは…命とは…そういうものについて、名作映画にはいろいろなことを考えさせられます。~映画製作の技術は日々進歩し3Dの時代にもなりましたが、技術に頼った駄作映画だけが量産されないことを願うとともに、観る側にも目を養っていただけるように、このサイトを更新していきます。

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フライトプラン Flightplan

  • フライトプラン Flightplan
  • 米 2005年製作
  • 監督:ロベルト・シュヴェンケ
  • 男優:ショーン・ビーン/ピーター・サースガード/マイケル・アービー/アサフ・コーエン
  • 女優:ジョディ・フォスター/エリカ・クリステンセン/ケイト・ビーハン/マーリーン・ローストン
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密室サスペンスの迷作。旅客機の中で姿を消した幼い娘を、ジョディ・フォスター演じる母親が必死で探します。…って、ありえない設定が多すぎて、観ていても全くのめり込む部分が感じられませんでした。ジョディ・フォスターが熱演しているのが余計に嘘くささを増幅しています。

  

夫の事故死、そして娘の失踪

航空機設計を仕事をするカイルは夫を事故で亡くし、深い悲しみとともに、愛娘ジュリアを連れて、故郷に向かう旅客機に乗り込みます。くしくもその旅客機は、カイルが設計した最新鋭の航空機でもありました。シートでうとうと眠ってしまうカイル、しかし目を覚ますと、隣に座っていたはずの娘の姿がありません。カイルは高揚して他の乗客や乗務員を巻き込んで大騒ぎして娘を探し始めます。しかし、誰も娘を見た者はなく、また最初から乗客名簿に娘の名前はありませんでした。さて、娘はいったいどこへいってしまったのか…。

  

娘が窓に描いたハート・マーク

混乱するカイル、しかし、娘が曇った窓に描いたハート・マークを見つけ、娘がこの旅客機に乗っていたことを確信、激しく娘を探し出し始めます。…カイルは自分が設計した飛行機の事ですから、隅々まで知っています。娘の隠れていそうな場所を乗務員の制止も聞かず勝手に動き回りもするのですが、自分で設計した飛行機に乗ったら娘が誘拐されたというのがまずもってありえない話でしょう。しかも、亡き夫の棺も運ぼうというのですから、ちょっとやりすぎ。そもそも娘が誘拐された理由からすると、何を手の込んだ事を…ピーター・サースガード演じる私服の航空保安官って、なんでそんな人がその飛行機に乗っているの?って感じで怪しすぎ。(ただ、怪しそうな演技は何気によかったです。)と、設定に呆れ果てて、その不自然さには違和感ありすぎ。
さらに付け加えて、いくら娘を探し出そうとする母親だとしても、そのわがままな行動はあまりにも酷過ぎる。自分の娘が助かれば後の乗客はどうなってもいいといわんばかりの行動は、共感もし難く観ていて気分が悪くなるほど。なんでこんな作品に大女優ジョディ・フォスターが出演したのか、よくわかりません。こんな作品観なくても、他にもっといい映画はあります。折角の時間を使って気分を害する必要はないと思います。