名作映画を観ると、映画のほうが真実で、今現在自分が存在している、現実の物質世界のほうが幻想に思えてきます。大切なもの、愛とは…友情とは…命とは…そういうものについて、名作映画にはいろいろなことを考えさせられます。~映画製作の技術は日々進歩し3Dの時代にもなりましたが、技術に頼った駄作映画だけが量産されないことを願うとともに、観る側にも目を養っていただけるように、このサイトを更新していきます。

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ジャンル別

   
ジャンル分類について

一般的に低予算であったり、B級映画と言われるもの、興行面にあまり意見を言わせず監督が作りたいものを作った時など、制作側の主張が明確になる分、ジャンル分けしやすくなる傾向にあるのですが、映画のジャンル分けって本当に難しいと思います。それは、特に多額の予算をかけられた大作であればあるほど、興行成績を挙げるために娯楽として、その作品にいろいろな要素を計算してちりばめるからです。

例えば「スター・ウォーズ」を例にしてみると、一般的にはSF超大作ですね。しかし、その中に、アクションがあり、さらには友情や師弟愛、親子愛からラブストーリーともいえる部分もあります。
また、「タイタニック」をあなたが他人に説明する時はどうでしょうか。「船が沈没する映画だよ」と説明することもあるかもしれません。しかしそれなら「タイタニック」は、ジャンル的にはドキュメンタリー、あるいはパニック的なサスペンス、あるいはドラマ系中心となりうるはずです。しかしそういったジャンル的なベースはストーリーの骨格として残し、ただの船の沈没映画で終らせることなく、ラブ・ストーリー色を濃くちりばめ肉付けして仕上げたからこそ空前の大ヒットとなったのでしょう。結果的にも、「タイタニック」をジャンル分けするとしたら、内容としては船が沈没する映画ではあるけども、ジャンル的にはラブ・ストーリーとするほうがしっくりするのではないかと思います。

興行成績について言うと、観られる手段、時代の変化に伴うメディアも多様化しており、映画館での上映だけでなく、その後のセル・ビデオやレンタル・ビデオ、あるいはネット配信や関連グッズでの収益を見越して作られることになります。
そうすると、ジャンル面においても、映画館の大スクリーンでみると、壮大な時代劇大河ドラマだと思っていたものが、テレビモニターサイズだとその印象が薄くなって、もっと他の面が強調されて見えてくる、ことだってあるわけです。そうすると、ジャンルも変わってくることになります。3D映画などは特に画面の大きさによって見え方は全く違ったものになります。

売れそうでウケて面白い映画を作った結果として、あるいは観る側の解釈の問題から分類上、制作側が意図しない分類になっていたりということもあります。
ホラー映画のシリーズ物などで、例えば「13日の金曜日」の場合、主役のジェイソンが映像に現れたら本当は怖いはずです。しかし、そのシリーズが定番化しキャラクター化してしまった時など、映画館ではそのジェイソンの登場で館内から拍手が起きることもありました。つまり、怖がらなきゃいけないのだけど、やっと待ち望んでいた主役が姿を現したことに観客が喜ぶこともあるです。だからといって、「13日の金曜日」はコメディではないですね。

制作された時代によっても、製作技術によっては例えばCG(コンピューター・グラフィック)が使われだす前と後では、動きや見せ方、演出方法も大きく異なり、当然CGを使ったほうが迫力がでます。しかし見た目の迫力だけで、CGを使っていない年代のアクション映画を、迫力が感じられない、と片付けるわけにはいかないと思います。結果としてジャンル分けされるものではありますが、ジャンルを決めるものは結果だけでもないことは確かです。作品単体だけでなく、制作・公開された時代背景も決して無視できない存在です。

制作側の意図にせよ、観る側の解釈にせよ、同じ作品であっても時代が変わればその作品の持つ価値も変わってきます。しかし価値が変わってもう、今となっては面白くない映画ではあるけども、公開当時は非常に大反響を得た作品であった、あるいは現在も何らかの価値ある存在のある作品とすれば名作映画で、一応ジャンル分類して、一度は観ておきたい作品、と思っています。