名作映画を観ると、映画のほうが真実で、今現在自分が存在している、現実の物質世界のほうが幻想に思えてきます。大切なもの、愛とは…友情とは…命とは…そういうものについて、名作映画にはいろいろなことを考えさせられます。~映画製作の技術は日々進歩し3Dの時代にもなりましたが、技術に頼った駄作映画だけが量産されないことを願うとともに、観る側にも目を養っていただけるように、このサイトを更新していきます。

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制作年代別

   
制作年代について

映画の製作・公開年代については、その映画がつくられた時代背景が大きく影響しているのは言うまでもありません。制作側としてはまず、何らかの社会事件をきっかけに制作されたもの、あるいは社会的メッセージを発信するもの、といったテーマに関わることから、そのテーマをどのように表現するかという演出方法、あるいは特撮やCGといった技術的な手段。撮影方法にしても、アナログ・カメラによるフィルム作品やデジタル・ビデオ・カメラによる作品では制作方法が大きく違ってくるので、製作技術についても、制作年代に大きく関わってきます。

映画が世に出てから100年以上経っているわけです。なので、映画製作や映像技術に関してだけ論じてみても、その歴史は膨大なものとなってしまいますので、ここでは映画を研究するサイトではなく、観て楽しむためには、基本的な時代による傾向を押さえていればいいと思っています。

制作側だけでなく、作品(コンテンツ)を伝える媒体(メディア)についても時代によって大きく変化があります。まだ映画が無声映画、モノクロで音声の無かった時代から、まず音声が加わり(トーキー)、カラー作品となり、音声もモノラルからステレオ・サラウンドとなって、メディアとしても、年代と共に、製作技術と絡めて高度化していますので、観られ方もまた年代に大きく関わってきますね。

メディアの主体が新聞やラジオの時代もあったでしょうし、テレビから、あるいはインターネットへと、時代によって観る側の環境も大きく変わってきていますから、その中で、メディアとしての映画の社会的役割や位置付けも時代によって変化していきます。

また、映画をコンテンツとして捉えた場合、コンテンツの受け皿としての観客の事情も時代によって大きく違っていることはおわかりでしょう。平和で自由に発言できる社会で観る場合と、戦争の時代に、他に娯楽が無く制限された状況で観る場合ともあります。後でビデオとして観る場合は、そんな公開時の社会状況や時代背景を考慮しておかなければ、その映画の言わんとする事がわかりにくかったりすることもあると思います。

そもそも、映画はコンテンツなのかメディアなのか、という問題にも関わってきているのですが、映画をそういう分類を超えて、難しいことは考えず、娯楽としてあるいは人類の文化として包括的に捉えたほうが、観ていて理解も深まるし楽しいのではないかと思います。コンテンツでもありメディアでもある、というと曖昧で矛盾を含むものではありますが、映画とはそういうもの。目を閉じた時に瞼の裏に映りこむイメージのようなもの、眠っている時に夢を観ていると、論理的に解釈しようとしないほうが、より楽しめるものではないでしょうか。

ただ、分類上、制作年代はその映画の基本データとして事実として残るものです。なので、作品群を頭の中で整理する上では最も役に立つデータにはなると思います。